アジア

1990年代以降、中国・香港の繁華街に、豚骨ラーメンをはじめ日本のラーメン(現地では日本拉麺または日式拉麺と呼ばれる)を提供するラーメン店が誕生し、多くの中国人客が訪れて日本食としてのラーメン・ブームが広がっている。また、同じ中華文化圏の台湾でも高い人気を誇っている。中華文化圏では麺を食べるのがラーメンであり、スープは飲まないことが多かったため、日本のラーメンのスープの旨さは新鮮なようだ。スーパーマーケットなどで売られているラーメンはインスタント食品と見られることが多いようだが、日本ラーメン専門店のラーメンは全く別物と区別され、日本食として評価されることが多い。

中華人民共和国のラーメン(拉麺)は、「南飯北麺」と呼ばれるように、米の生産ができない華北地方で多く食べられており、今日の日本のラーメンとスープの味と麺の作り方に大きな違いが見られる。中華人民共和国では塩味が大半で脂がたくさん使われることが多い。具はミンチ肉であったり、香菜(シャンツァイ)と呼ばれる香草だけの場合もある。中華文化圏で「ラーメン(拉麺)」は、本来生地をそのまま伸ばして(これを拉と呼ぶ)細長い麺にしたものを指す。他に中国の中華文化圏には、生地を切った「切麺(チーメン)」(日本のラーメンやうどんがこれに近い)、小麦粉の塊を刀で削る「刀削麺(ダオシャンミャン)」がある。

なお、中華文化圏の食文化の影響を受けており、同時に親日的なことで知られるタイでは、首都のバンコクを中心に、8番らーめんやOISHI等のラーメンチェーンが店舗を増やし、日本食として受け入れられている。